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New MacBook Proの評価について思ったこと

time 2016/12/25

新しいMacBook Proについて様々な評価が飛び交っていますが、実際のところはどうなんでしょう。ということで、考えてみた話。

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MacBook Proは残念な子?

最近見たニュース。

New MacBook Pros Fail to Earn Consumer Reports Recommendation

新しいMacBook Proはバッテリー周りに不具合があるらしい。大変。大変だわ。

・・・と、どれほどの人が騒いでいるのか分かりませんが、なんていうか、このAntennagateにも似た騒動、まぁ、Appleでは良くあること、と捉えておけば良いような気がしています。

私もMacUserだけど、決してApple信者ではない(つもり)

かくいう私、自身もMacBook Pro Late 2016を使っています(この記事もMacBook Proで、行きつけのファミレスでアップしています)。また、スマホもiPhone 7 Plusです。どちらも数代に渡ってApple製品を使っています。もし、こうやってApple製品ばかりを使う人を信者と定義するなら、私はApple信者なんでしょう。きっと。

でも、じゃぁなんで私がApple製品を使っているかっていうと、実は、Appleだから、ってわけではない。過去にはVAIOもDellのPCも使ったことあるし、昨年まではXperiaも使っていた。要するに、結果的に、Apple製品を使う状況になっているというだけ。

ああ、それも信仰ですね・・・と言われてしまえば返す言葉も無いんですが(苦笑)、なんていうかな、Appleすげー!Apple最高!って意識はあまりないんです。

大事なことは、何を使うかではなく、何を生み出すか

カッコいいこと書きます。意識高いエンジニアのフリをしてみます(苦笑)。

結局のところ、スマホにしてもPCにしても、ツールでしかないので、要するに自分が必要なアウトプットを生み出すために、何が最適か、ということしか考えていないんです。その結果が、MacでありiPhoneであったと。MacはWindowsよりもUXが良い。iPhoneはAndroidよりもプロセス暴走で不安定になることが少ない。実は私がApple製品を使っている確たる理由って、この程度しか無いのですが、それでも、自分が情報を得たり、ブログアップしたり、コミュニケーションを図るうえで、このツール、環境が最適だと考えて、今の製品を使っています。

実は、MacユーザーにしてもiPhoneユーザーにしても、大多数のユーザーは、意外にApple製品それ自体を使うことそのものには、必要性を感じていないんじゃないかと思います。もちろん、iOSが好き、ジョブズが好き、ティム・クックが好き、って人も居るでしょうが、意外にMacユーザーほど、PCそのものへのこだわりはそんなに高くないんじゃないかと思っています。

やりたいことができる環境がMacだったとか、やりたいことが一番気持ちよくできる環境がiPhoneだったとか、それだけ、ってこと。

翻って・・・MacBook Proについての醜聞

以前、Antennagateが話題になった頃から、この手のネタには事欠きませんが、結局のところ、こういう声は拡散されやすいという側面があることは間違い無いでしょう。実際には使っていないユーザーが言っていたり、あるいは、実際に問題に当たったユーザーの声を増幅して伝えているとか。インターネットというメディアでは特に起きやすい事象の一つだと、それくらいに考えています。

他方、じゃぁMacBook Proは完璧か?といえば、そんなわけも無い。工業製品である以上、不具合やデザイン・設計の失敗(苦笑)ってもの、もちろんあるでしょう。あるでしょうが、それは当然のことで、目くじらを立てるような話ではないと。

それこそ・・・Appleはこうでなければいけない、という、ある種の「Apple信者」、いや、正確には、「Appleかくあるべし信者」のほうかな、彼らが勝手に信仰を作ってしまっているように見えます。

ユーザーとしての立場

じゃぁ、例えば私、今買ったMacBookがすごい駄作で、まるで実用に足らず、バッテリーも持たず、出先での作業や日々の作業に影響を及ぼすレベルだったら、どするか、と言えば、素直に別のPC(Windows含む)への切り替えを考えるでしょう。別に、Mac使うことが目的ではないし、Mac使ってたとして、やりたい作業ができなければ意味が無いんです。

『自分はそんな高尚な思考は持っていない』と思われる人も居るでしょうが、資本社会においてすべての行動は投票行為、という名言があります。どんなつまらないものでも、今、自販機に入れた100円玉でさえ、それが1つのユーザーの声になっているという事実があります。結局、何か理由があって、誰でもモノを選んでいる。これだけは確実な事実。

そして、不味けりゃ次は買わない。故障が多かったり、デザインが思った通りじゃなかったり・・・理由はいろいろですが、結局、良くないものにはお金を払わないんですね。それだけのこと。これだけは間違いのない事実です。

そんなユーザーに、Macは「ある程度」支持されている。絶対的なシェアは小さいですし、そこに大きな意味は無いと思っています。ただ、選択肢としてMacがあることには意味がある。そして人は実現したいことに応じて、モノを選ぶ権利がある。権利が与えられていることにこそ意味があると。

つまり。

今、私はMacBook Proを使っています。TouchBarは相変わらず謎だし、バッテリーの持ちが果たしてスペック通りかと言われれば微妙だけど(って、そういうふうに計測したり意識したりしたことがない)、それでもMacBook Pro Late 2016を使ってこのブログを書いています。もし、実用に耐えなければ、買い替えます。ただ、今、自分がやりたいことを実現する環境として、これがベストだと思っている。それだけです。

目を瞑ることは危険、ニュートラルに居たい

じゃぁ、それでMacBook・Appleに関する醜聞に耳を傾けることをやめるかと言えば、そうは思いません。常に情報にはニュートラルにありたいし、自分が目的を達するためのツールは常に最高でなければならないと思っているから。

もちろん、AndroidやWindowsに素晴らしいイノベーションが起きたら、それにも触れてみたいと思っています。それだけ。

何が言いたいかと言うと、Mac・iPhoneユーザーが全員、誰かの定義するApple信者では無い。きっと多くのユーザーは、本当にMacが「使えない」と判断すれば、使うのを止めると思います。私もそうですよ。と。

実際問題として・・・この数週間で、新しいMacBook Proを使っている人を何人見ましたか。それでいいじゃないですか。と。

※少なくとも私は、仕事の関係で、かなりの数のエンジニアが既に新しいMacBook Proを手にしているのを見ています。それでいいじゃないですか。

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しまりん

しまりん

自称クラウドエンジニア。ブログサーバーの性能改善に勤しむ一方、新しい技術は「動かしてみないと」「触ってみないと」気が済まない性分です。 新しいiPhoneやっぱり楽しい。



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