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「アナ雪」地上波放送騒動と「バカッター」の共通点

time 2017/03/08

自分は見てないんですが・・・「アナ雪」なんか盛り上がってますね。「バイトテロ」「バカッター」との共通点があるように思います。

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「アナと雪の女王」ノーカット地上波初放映

どうやら、騒動は先週土曜日の「アナと雪の女王」の地上波初放映で起きたらしい。

「アナと雪の女王」のエンディング炎上 投稿映像に映った人たちの嘆き

本来のエンディングではなく、フジテレビが独自の演出を行ったことに対して、批判が起きているとのこと。肯定的意見もあるようだけど、「ノーカット」放映と銘打っていただけに、それで良いのか?という声も正しいと感じる。

視聴者が何を期待するか。その全てを満足することはおそらく不可能だろうが、だからと言ってお仕着せがましい過剰演出が行われたら、それはそれで”冷めてしまう”。本当は盛り上げるための演出のつもりだったのに。

この騒動を見て、既視感を覚えたのは僕だけではないと思う。そう、日本テレビでも似たような事案があったことは記憶に新しい。

「天空の城ラピュタ」のバルスカウントダウン

事件はちょうど1年ほど前、2016/1/15に起きた。「バルス祭り」事件である。

ラピュタ「バルス祭り」に違和感…「日テレ何もわかってない」「なんか違う」「ドン引き」の声。バルス離れ報道も

これも結局、過剰演出に近い。バルスのタイミングは、ラピュタの物語の流れの中で、ストーリーのクライマックスで訪れるイベントだ。それをカウントダウンしてしまうなんて、余計なお世話以外の何者でもない。「わかっていない」という指摘もある一方、視聴率はそれなりに高かったので、番組としては成功という評価になってしまうのだろう。

発想が「バイトテロ」「バカッター」レベル

結局、テレビ番組は視聴率というKPIで評価される。どんなに酷評されようとも、視聴率が高く、広告枠として評価の高いものが、良い番組となってしまう。もちろん、これは一つの側面であり、ヤラセや過剰演出はコンテンツとしての評価を著しく下げる行為にあたる。これがテレビというメディアの持つ二面性であると考えれば、納得できるところもある。

良質なコンテンツを提供し続けることは、最終的には視聴率という絶対のKPIに良い効果をもたらす。逆に、良質なコンテンツを提供できなければ、視聴率は落ちる。起死回生は無きにしもあらずだが、一朝一夕には難しいところもある。

この視聴率至上という考え方が、インターネットで繰り返される「バイトテロ」「バカッター」と同レベルの発想であることは明らかだ。一時的なヒット数で注目を集めることはできるが、その後社会的に抹殺されたり、末路は厳しいものがある。

要するに発想が貧困なのだと思う。コンテンツを提供するということ、コンテンツを作り上げることに対する希薄な意識が、見かけのKPIの追求を増長する。短期的な成果が長期的な成功をスポイルする構造。こういう考え方を個人的には『MBO至上主義』と捉えているが、どうにも世の中、評価軸が貧しくなっていることに根本的な問題があるような気がしてくる。

最後は”良いコンテンツ”が支持されることに期待したい

だからと言って、MBOやKPIによる評価が悪いものだとは思っていない。その意味するところをきちんと共有し、正しく読みとる必要が有ると言うだけだ。KPIは評価軸であり、”見える化”のツールでしかない。結果として、この値が上がったことが、取り組み全体の評価として捉えることができるという合意形成によって成り立つものであって、その、原理原則がどこかでねじ曲がると、おかしなことが起きる。これこそ「目的と手段」の取り違えとも言える。

似たような事例として、所謂Google検索の最適化、SEO対策というものがある。これはGoogle検索の上位に自コンテンツをランキングさせることで、トラヒックを誘導、ヒット数を増やし、エンゲージメントの上昇、あるいは広告収入の増大などを狙うテクニックだ(厳密な定義ではないな、きっと)。

ただ、Googleはこれを許さない。Googleはそのミッションとして、「インターネットが有益なものであること」を掲げている。つまり、検索順位が技術的なSEO対策で操作されることで、ユーザーに有益でないコンテンツを上位で案内してしまうことは、Googleにとっても有益ではないということを明言しているのだ。だから、SEOエンジンは常に改善され、結果として、より良質なコンテンツにユーザーの目が向くよう、Googleは努力をやめない。

使い捨てではなく、良いコンテンツが正しく評価され、長く愛される、そんな世界がやってきて欲しい。切にこう思う。目先の数字ではなく、本当に表現したいコンテンツが世に放たれ、適正に評価される。それで良いじゃないのかな。どうにも最近、こういうねじ曲がった成果主義の歪みみたいなニュースが多くて、気になる。

 

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しまりん

しまりん

自称クラウドエンジニア。ブログサーバーの性能改善に勤しむ一方、新しい技術は「動かしてみないと」「触ってみないと」気が済まない性分です。 新しいiPhoneやっぱり楽しい。

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